初めての人のスクラッチセット購入 2006/03/06
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訪問していただいた方から、「DJを始めたいのだが、何から買えばいいか」という質問を受けることがあります。
多分、最近だとGoogleなどで「ターンテーブル」とかの検索でここがかかるということもあるのでしょうが、
かつては、自分ではDJではないので偉そうに教える立場ではないので、他の方の実践的なサイトを教えたりしていました。
まあ、今でも全然ターンテーブルDJではないわけで、いや、それどころか、最近では自分のスクラッチ技術に限界を感じて、
また普通にリスナーとしてのスクラッチ愛好家に戻りつつあります。
iPodなどに代表されるMP3音源でスクラッチ音楽を聴いているあたりがもうアレなわけです。
(というか、最近、パソコンでのMP3スクラッチに挑戦している自分がいたりします←こっちも挫折中)
そんなわけで、基本的には私は何かを教えるような立場にはありません。
とはいえ、一応「ターンテーブル」という冠を施したサイトではあるのですから、少しそのことについて書いておくことにしました。
もちろん、お勧めの機種だとか、そういうものではなく、あくまでも「何を買っていいのかわからない」という人向けです。
※ 初めて買うというのなら、できれば、現物を見るかさわってからの方がいいです。
現物と想像が違う(外見ではなく操作性など)ことはよくあります。
まず、私は厳密にはターンテーブルDJではありませんが、多くの人はDJに憧れてターンテーブルに興味を示すと思います。
ということは、ターンテーブルというより、「DJセットがほしい」のだと思います。

上の写真を見て下さい。
これは映画「SCRATCH」の表紙のDJ Q-Bertです。
つまり、これがDJセットです。
[DJセット]
ターンテーブル×2
ミキサー×1
ということになるわけです。
これが大基本となります。
それぞれの役割を書いておきますと。
ターンテーブル → レコードから音を鳴らします。
ミキサー → その音をミックスします。
これだけです。
どうしてターンテーブルが2台かというと、元々、DJというのはスクラッチをすることが仕事ではなく、
「曲と曲を自然につなぎ合わせる」のが役割でした。
つまり、昔でいうディスコ、今でいうクラブ。
踊る人たちにノンストップで踊ってもらうために、曲と曲をスムーズにつなぎ合わせる必要があるのです。
曲と曲をつなぎ合わせるということは、決して「曲の継ぎ目をわかりくくする」というだけではなく、
普通、2曲をランダムにかけると速さ=テンポが違いますね。
それさえも同じようにして、踊っている人たちの踊りのリズムに狂いを生じさせないようにするわけです。
「曲を遅くして前の曲に合わせる」には、レコードに摩擦をかけて、レコードの回転を遅くする必要があります。
早くする時はその逆ですね。
それらの作業を2台のターンテーブルと1台のミキサーですべて瞬時に行う。
これがDJの本来の仕事です。
そんなわけで、2台のターンテーブルと1台のミキサーが必要ということになったわけです。
ただ、現在のミキサーの使い方はどんどんと飛躍しており、様々な技術が介在するようになりました。
そこで、「ただ曲をつなぎ合わせればいいというものではない」ということになり、様々なミキサーがあるわけです。
とりあえず、これが基本だと思って下さい。
値段は千差万別で、当たり前ですが、いいものだと高くなります。
ターンテーブルですと、最低2万円台からあって、上はいくらでもあります。
ただ、たターンテーブルに対しての価格差というのは私には今ひとつわからないところがあって、そのあたりは店員さんなどに聞いて下さい。
ミキサーはGeminiという会社のように廉価版を出し続けている会社のものだと、数千円から買えることもありますが、あまりお勧めできません。理由は機能や音質の問題ではなく、安いものは軽くて小さいことが多いからです。
ミキサーが軽いと、はっり言って、スクラッチをしていても使い物にならなく感じることがでてくると思います。
スクラッチの場合は、ターンテーブルの方にはさほど力がかかる感じはしませんが、ミキサーに対しては結構な力がかかります。
特にハードスクラッチをする場合には、その力や回数の激しさで、ある程度しっかりした作りのものでなければダメでしょう。
かといって、10万も20万もするものを買う必要は全然ないと思いますが。
2万以上というのが一応なんとか使えるミキサーの許容範囲ではないでしょうか。
一応、メジャーどころで価格的に無難なものを書いておきましょう。
(※ そのメーカーや製品が良いか悪いかは私にはわかりません。多くのDJたちが使っているということです)
ターンテーブル
・Technics 製品名に「SL1200mk○○」とついているものです。値段は4万〜7万くらい。
・Vestax どの製品もスクラッチやDJ向けに特化されていると思います。値段は5万前後。
・Numark 評価のしようがないのですが、5万〜10万くらい。
廉価版では、Geminiなどがあり、安いものなら2万円以下で買えると思います。
私はGeminiのターンテーブルを使ったこともあるのですが、やはり耐久性には疑問符がつきます。
ハードに使わないのなら音質的には問題ないので、安くていいとも思います。
※注意点
もし、全くターンテーブルことを知らなくて、また、近くにDJセットを置いている店がない場合は、闇雲に通販やインターネットで買わずに調べてみて下さ
い。言うまでもないことですが、ターンテーブルにはDJ用ではなく、ジャズやクラシック試聴のために昔から作られ続けている、それ専用のものもあります。
ミキサー
・Vestax
・Pioneer
・Numark
あたりまでが有名です。
値段は激しく上下差があるのですが、2万〜20万というあたりが価格帯でしょう。
平均価格帯は3〜4万前後でしょうか。
[他に必要なもの]
・ヘッドフォン
そして、
針
です。
これは意外に知らない方も多いかもしれませんが、ターンテーブルを買っても、そこに針はついていません。
当然ですが、針がなければ音は出ません。
つまり、針はターンテーブルと一緒に買わなければなりません。
SHUREというメーカーが有名ですが、ターンテーブルにはどんな針でも使えるというけではなく、機種によって使えるものと使えないものがあります。
このあたりはよくわからなければ、店員さんに(インターネットでならメールなどで)聞くべきでしょう。
そして、この針というのが決して安いものではない上に、消耗品でもあるわけです。
ひとつ最低でも5,000円はすると思って下さい。
これらがすべて必要となります。
ターンテーブル2台、ミキサー1台、針2つを買うと、上に挙げた機種ですと、最低で15万くらいはするでしょう。
お金持ちならどうということもないでしょうが、若い方や普通のサラリーマンには大きな買い物だと思います。
もちろん、安いものばかりで構成すれば10万以下でも可能(Gememiのターンテーブルが安い店で2万円×2、Geminiのターンテーブ
ルが安い店で1万円以下、それと針×2で1万数千円で、7万円程度で可能)ですが、その場合でも上に書いたように、ミキサーはあまり安いもの
ではない方がいいと思います。
地元にお店があるならば、そこで店員さんと相談するといいと思います。
しかし。
そこで店員さんが「そうですねえ。そのセットだと20万くらいかかりますね」とか言ったらボッタクリかもしれません。
適正価格は勉強しておくといいと思います。
Googleで「DJ セット」などの単語で検索してみて下さい。もちろん検索用語はターンテーブルでも何でもいいでしょう。
山ほど出てきます。
そこで、「セット」などもたくさん売っていますので、買うのではなく(買ってもいいですが)、
値段を調べたり、相場を知っておきましょう。
ただ、ネットで売っているセットは確かに安いと思います。
それと、サンプラーというものも必要といえば必要かもしれませんが、
そのあたりはターンテーブルDJという立場では別のことですので、
自分のやりたいこととの兼ね合いでお考え下さい。
最近では、DJ基本セットも多様になってきて、真ん中にMacを置いたり、CDJマシンを置いたり、
いろいろとあるようです。

あと、購入とは関係ないですが、とても大事なことを忘れていました。
DJセットは思っている以上に場所を食います。
狭い部屋なら自分の居場所はなくなることは覚悟して買って下さい。
これは冗談ではなく、本当です。
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